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粗大ごみは何日前から出せる?収集日と出し方のルール

粗大ごみは何日前から出せる?収集日と出し方のルール

粗大ごみを出せるのは収集日の当日朝で、前日の夜から玄関先に出しておくことを認めていない自治体が多くあります。時刻は申込のときに案内されるので、受付番号と一緒に控えてください。

実家の片づけで詰まるのは、出す日ではなく申込の日です。

一度の申込で出せる個数に上限を設けている自治体もあり、家具と寝具と食器棚をまとめて出そうとすると収集が二回に分かれます。

急いで業者に頼む場合は、廃棄物処理法の一般廃棄物収集運搬業の許可があるかどうかが最初の判断材料になります。

本記事では、当日朝に出す時刻の確かめ方・申込から収集までの流れ・売れるものとまず売れないものの分け方・許可の種類で回収業者を見分ける方法を解説します。

粗大ごみを出せるのは収集日の当日朝|前日出しが断られる理由

申込を受けたときに、市区町村はたいてい「収集日の朝、何時までに出してください」という時刻を案内します。

この時刻が締め切りで、前日から出しておく行為は原則として想定されていません。

実家が空き家で、当日の朝に行けないという事情があっても、そこは自治体の窓口に相談して判断してもらう話になります。

自己判断で前夜に出すと、収集されないまま置き去りになる可能性があります。

前日出しが避けられる理由は3つあります。

  • 夜間に第三者が持ち去り、収集当日に品物が無くなる
  • 雨風で中身が散乱し、近隣からの苦情や道路の通行妨害につながる
  • 誰が出したか分からない品物が混ざり、収集の可否を判断できなくなる

持ち去りについては、条例で禁止している自治体もあります。

処理券を貼った時点で自治体の管理下に入るという考え方をとる市区町村があるためです。

持ち去られても再収集してもらえるとは限らず、券の代金だけが無駄になります。

集合住宅では管理規約のほうが厳しいことがある

親がマンションに住んでいた場合、自治体のルールとは別に、管理組合が集積所の使い方を決めていることがあります。

粗大ごみは共用廊下に置かず所定の場所へ、当日の朝のみ、といった取り決めです。

管理人室に一言入れておくと、収集車が来なかったときの確認も早く済みます。

賃貸なら、退去日と収集日が前後しないかを先に見てください。

鍵を返した後では敷地に入れません。

申込から収集までの流れと、粗大ごみが当日申込では出せない理由

粗大ごみは、燃えるごみのように収集日に出せば持っていってもらえる仕組みではありません。

品目ごとに手数料が決まっていて、事前に申し込んで収集日を割り当ててもらう方式が全国的にとられています。

申込から収集までにどれだけ日数がかかるかは市区町村と時期で変わり、引っ越しが集中する年度末は先の日付を案内されることがあります。

順番やること窓口・場所
1品目と個数を伝え、収集日・受付番号・手数料額を確認する市区町村の粗大ごみ受付センター(電話またはインターネット)
2案内された金額分の処理券を買うコンビニ・スーパーなど自治体の指定取扱店
3券に受付番号などを記入し、品物の見える面に貼る自宅
4収集日の当日朝、指定時刻までに指定場所へ出す玄関先または集合住宅の指定場所

実家の片づけで日程が決まっているなら、家財の搬出日から逆算して申し込んでください。

売却や解体の予定があると、収集日が引き渡し日を過ぎてしまうことがあります。

一度の申込で出せる個数に上限を設けている自治体もあり、上限を超える分は次の収集日に回ります。

申込の各段階でつまずきやすい点は粗大ごみの出し方を4ステップに分けた記事で解説しています。

申込フォームで最初に決めるのは品目名と実寸

受付で聞かれるのは、品物の名前と大きさ、そして個数です。

ここを曖昧にしたまま申し込むと、当日に「品目が違う」として収集されないことがあります。

手数料は品目とサイズで段階が分かれているため、実寸が変われば金額も変わります。

自治体の一覧に載っている呼び方に合わせる

家庭での呼び名と、自治体の品目一覧の言い方は一致しないことがあります。

婚礼だんすを「洋服だんす」で申し込むのか「整理だんす」なのか、電子ピアノを「楽器」で受けてもらえるのか。

市区町村のサイトには五十音順の品目一覧が用意されているので、そこに書かれている名称で申し込んでください。

一覧に見当たらない品物は、素材と用途を伝えて窓口に判断してもらう形になります。

幅・奥行き・高さをメジャーで測っておく

「一辺が何センチ以上のものを粗大ごみとして扱う」という基準は自治体ごとに違い、その基準に届かなければ通常のごみとして出せる場合があります。

分解すれば基準を下回るものもありますが、分解を認めるかどうかも市区町村の判断です。

測った寸法はメモに残し、券を貼るときまで手元に置いてください。

当日に収集員から寸法を確認されることもあります。

そもそも粗大ごみとして受け付けない品目がある

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンといった家電、パソコン、消火器、タイヤ、バイク、ピアノ、灯油や塗料などは、自治体の粗大ごみでは扱わないとしている市区町村が多くあります。

仏壇や金庫のように、自治体によって受け付けが分かれる品目もあります。

申込の前に対象外の一覧を確認し、外れたものは販売店や専門の引取先に回す前提で計画を立ててください。

処理券はどこで買い、どこに貼るか

手数料の払い方は、指定の処理券(シール)を買って品物に貼る方式が広く使われています。

券はコンビニやスーパー、たばこ店などの取扱店で売っていて、金額の単位も自治体が決めています。

案内された手数料に合うよう組み合わせて買う形です。

買う前に、収集日と品目に対応する金額を受付で確認してください。

券には記入欄があります。

受付番号を書く自治体もあれば、氏名や収集日を書かせる自治体もあります。

空欄のまま貼ると収集されないことがあるので、案内された項目をそのまま書いてください。

貼る位置は、収集員が道路側から見て分かる面です。

天板や側面など、雨で剥がれにくく、かつ隠れない場所を選びます。

券が剥がれやすいときは、上から透明テープで四辺を留めておくと確実です。

なお、生活保護を受けている世帯や高齢者のみの世帯などを対象に、手数料の減免や運び出しの手伝いを用意している自治体があります。

親が一人暮らしのまま亡くなり、家財だけが残っているようなケースでは対象になるかどうかを窓口で聞いてみてください。

条件の見方は粗大ごみの手数料減免の対象世帯を扱った記事で解説しています。

粗大ごみに出す前に、売れるものとまず売れないものを分ける

処理券を買う前に一度立ち止まる価値があるのは、手数料を払って捨てるものと、値が付くものが同じ部屋に混在しているからです。分けずに全部を粗大ごみに回すと、売れば数万円になったものに手数料を払うことになります。

相場があるので値が付きやすいもの

中古市場で取引数が多く、型番で相場を調べられるものは買取の対象になります。

製造から年数の浅い家電、動作するオーディオ機器、ブランド食器、貴金属や時計、和装小物、未使用の贈答品などです。

箱や保証書、付属品が揃っていると評価が変わります。

品目ごとの目安や手数料の考え方は出張買取の相場を品目別にまとめた記事で解説しています。

思い入れがあっても値が付きにくいもの

大型の婚礼だんす、応接セット、古い仏壇、大量の食器、百科事典や全集は、買取を断られることがほとんどです。

理由は品質ではなく、置く人がいないことと運搬費が価格を上回ることにあります。

親が高い金額で買ったものほど落差が大きく、家族が納得しにくい部分です。

売れないと分かった時点で、手数料を払って粗大ごみに出すか、回収業者にまとめて引き取ってもらうかの二択に切り替えてください。

捨てる前に必ず抜き出すもの

家具ごと処分してしまうと相続の手続きが止まる書類があります。たんすの引き出しや仏壇の奥から出てくることが多いので、券を貼る前に中身を全部空けてください。

  • 預金通帳・キャッシュカード・貸金庫の鍵と契約書
  • 保険証券・年金手帳・有価証券・借用書
  • 不動産の権利証と登記識別情報
  • 遺言書(自筆証書は封を開けずに家庭裁判所へ)
  • 印鑑と印鑑登録証

自筆証書遺言と秘密証書遺言は、家庭裁判所の検認を受けないまま開封してはいけません。

公正証書遺言と、法務局の保管制度を使った自筆証書遺言は検認が不要です。

どの部屋から手を付けるかで迷っているなら、遺品整理を始める順番を解説した記事から先に読んでください。

粗大ごみ・買取・回収業者の使い分けは許可の種類で決まる

量が多くて自治体の収集では回りきらないとき、次に検討するのが民間の回収業者です。

ここで見るのは料金でも口コミでもなく、どの許可を持っているかです。

許可の種類が違えば、その業者が扱える物も変わります。

家庭の不用品を運ぶには一般廃棄物収集運搬業の許可

家庭から出た不用品を運んで処分するには、市区町村から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている必要があります(廃棄物処理法7条)。

この許可は市区町村ごとに出されるものなので、実家のある自治体で許可を受けているかを確認してください。

自治体のサイトに許可業者の一覧を掲載している市区町村もあります。

ここで間違えやすいのが産業廃棄物収集運搬業の許可です。

事業所から出る廃棄物を運ぶための許可で、家庭ごみは運べません。

許可証を見せられても、書かれているのが産業廃棄物なら家庭の家具や布団を任せる相手ではないということです。

遺品整理士という肩書きも、一般社団法人遺品整理士認定協会の民間資格であって、廃棄物を運ぶ権限とは無関係です。

資格の有無と許可の有無は別々に確かめてください。

買い取るなら古物商許可

不用品を買い取る行為には、都道府県公安委員会の古物商許可が要ります(古物営業法3条)。

買取と回収の両方を一度に頼むなら、その業者が二つの許可を持っているかを見てください。

片方しかない場合は、売る先と捨てる先を分けることになります。

自治体の収集・買取・回収業者をどう組み合わせるかは、不用品回収と自治体収集の使い分けを解説した記事で扱っています。

「無料回収」を名乗る車に渡さない

地域を巡回して無料回収を呼びかけるトラックは、一般廃棄物収集運搬業の許可を持っていないことが多くあります。

積み込んだ後で「これは有料の品目だった」と言われて高額を請求される、あるいは引き取った物が不法投棄され、出した側が責任を問われる事態も起こります。

積み込む前に許可の内容と料金の総額を書面で示してもらい、示せない相手には渡さないでください。

実際の請求のされ方と断り方は無料回収の高額請求を防ぐ方法をまとめた記事で解説しています。

自宅に来てもらって買い取ってもらう「訪問購入」には、契約書面を受け取った日から8日間のクーリング・オフがあります(特定商取引法58条の14・58条の15)。

この期間中は物品の引き渡しを拒めます。

その場で値段を告げられて迷ったら、渡さずに8日間考えてよいということです。

よくある質問

収集日の前日の夜に出しておいてもいいですか

認めていない自治体が多く、出せるのは当日の朝、案内された時刻までです。

持ち去りや散乱を防ぐための決まりで、前夜に出したものが無くなっても再収集の対象にならないことがあります。

朝に立ち会えない事情があるときは、自己判断で前日に出さず、受付センターへ事情を伝えて指示を仰いでください。

申し込んだ日に立ち会えないときはどうなりますか

指定時刻までに指定の場所へ出してあれば立ち会い不要としている自治体が多いものの、扱いは市区町村で違います。

集合住宅や敷地の奥に置く場合は、収集員が入ってよい範囲も併せて確認してください。

当日に出し忘れると、原則として次の収集日に申し込み直すことになります。

粗大ごみの処理券を多く買いすぎたら返してもらえますか

未使用の券について払い戻しの窓口を設けている自治体もありますが、扱いは市区町村ごとに異なります。

買った店では返金できないのが通常です。

まずは購入前に、受付で案内された金額を復唱して確認してください。

券を貼ってしまうと剥がして再利用はできません。

家具が10点以上あって自治体の収集では終わりません

一度の申込で出せる個数に上限がある自治体では、複数回に分けるか、自分で処理施設へ持ち込むか、許可を持つ回収業者に一括で頼むかの選択になります。

持ち込みは手数料が収集より安く設定されている自治体があり、車を出せて日程が合うなら有力です。

時間が取れない、あるいは家の引き渡し日が近いなら、業者へまとめて出すほうが早く終わります。

仏壇や神棚も粗大ごみに出せますか

受け付ける自治体と、扱わない自治体があります。

まずは品目一覧で可否を確かめてください。

供養をどうするかは家族の判断になりますが、菩提寺(ぼだいじ)や仏具店に相談してから処分の方法を決める人もいます。

処分そのものは、自治体の収集か、許可を持つ業者への依頼のどちらかです。

まとめ

出せるのは収集日の当日朝で、前日から置いておく前提では計画を立てないでください。

実家の片づけで本当に効くのは、申込を早めることと、量が上限を超えるかどうかを先に把握することです。

処理券を買う前に引き出しの中身を空け、通帳や権利証を抜き出しておけば、相続の手続きで止まる場面も減ります。

自治体で回りきらない分を業者に任せるときは、料金より先に許可を見てください。

家庭の不用品なら一般廃棄物収集運搬業の許可、買い取るなら古物商許可です。

ぜひ本記事の申込から収集までの4ステップと許可の見分け方を参考に、家財の搬出日から逆算して申し込んでください。

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