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粗大ごみの料金はいくら?品目別の目安と処理券の買い方

粗大ごみの料金はいくら?品目別の目安と処理券の買い方

実家の片づけで残った家具を出そうと自治体のサイトを開くと、品目名が五十音順に並んだ一覧が出てきます。

そこで手が止まるのが、たんすや棚のように同じ名前で複数の行に分かれている品目です。

粗大ごみの料金は品目名そのものではなく、サイズの区分と点数、それに出し方で決まります。

金額を決めているのは市区町村なので、隣の市の一覧を見ても自分の家の額は分かりません。

業者に頼む場合は、一般廃棄物収集運搬業の許可があるかどうかで見分けます。

本記事では、品目別一覧の見方・料金が変わる条件・処理券を買う順番・自治体では出せない品目と業者の許可の確かめ方まで解説します。

粗大ごみの料金表は市区町村ごとに違う|品目別一覧の見方

家庭から出る粗大ごみの処理は市区町村の仕事で、料金もそれぞれの市区町村が決めています。

全国共通の粗大ごみ料金表というものはありません。

実家と自分の住まいが別の市区町村なら、ふだん自分が出しているときの感覚で券を買うと、額も券の名前も合わないことになります。

探すのは、市区町村の公式サイトにある品目別の一覧です。

市区町村名と「粗大ごみ」「手数料」を組み合わせて検索すると、品目名と金額が並んだページか、粗大ごみ受付センターの案内に行き着きます。

家庭に配られているごみ分別の冊子にも同じ表が載っていることがあり、実家の台所の引き出しから出てくる場合もあります。

料金表で見るのは金額の欄だけではない

一覧を開いたとき、品目名と金額だけを追って券を買いに行くと、当日に収集されない原因になります。あわせて見ておく欄は次のとおりです。

確認する項目どこを見るか飛ばすとどうなるか
品目の区分品目名の横にあるサイズ・容量の但し書き同じ名前の別区分の額で券を買ってしまう
1点の数え方セット家具・引き出し・付属品の扱いを書いた注記収集日に点数が足りず、そのまま残される
出し方による違い戸別収集の欄と、自分で持ち込む場合の欄持ち込みの受付があること自体を見落とす
受け付けない品目一覧の末尾や「出せないもの」の別ページ申し込んだあとに断られ、出し先を探し直すことになる

そもそも何を粗大ごみとして扱うかも、市区町村ごとに線引きが違います。

一辺の長さが一定以上のものを粗大ごみとし、それ未満は燃えるごみや不燃ごみで出せるとしている自治体があり、その基準の数字も同じではありません。

基準より小さい物を粗大ごみとして申し込むと、通常のごみで出すよう案内されることがあります。

品目名が一覧に載っていないとき

一覧は代表的な品目を並べたもので、家にある物がすべて載っているわけではありません。

載っていない場合は、似た品目の区分に当てはめるか、申し込みのときに品目と寸法を伝えて金額を教えてもらいます。

電話でもインターネット受付でも、たいていは寸法と材質を聞かれます。

先に実家でメジャーを当てて、幅と高さと奥行きを控えておくと一度で済みます。

粗大ごみの料金が変わるのは、サイズの区分と点数と出し方

同じ「たんす」でも、料金表の行が複数に分かれていることがあります。

額を動かしているのは品目の名前ではなく、その下にぶら下がっている条件です。

自分の家の家財がどの条件に当たるかを先に押さえると、見積もりを取る前でもおおよその見当が付きます。

同じ品目でもサイズの区分で額が分かれる

幅や高さ、あるいは容量で区分を分けている料金表では、数センチの違いで隣の行になります。

実家の婚礼家具のような大型のものは、上の区分に入ることが多くなります。

寸法は取っ手や脚を含めた外形で測ります。

壁にぴったり付いている家具は、動かしてから測らないと奥行きを見誤ります。

点数の数え方で総額が変わる

料金は1点あたりで決まるため、同じ量でも数え方が変われば総額が変わります。

三段のカラーボックスを分解すれば板の束になりますが、分解した結果として点数が増える扱いになる場合もあれば、束ねて1点として受け付ける場合もあります。

ベッドはフレームとマットレスで別々に数えるのが一般的な扱いです。

この数え方は申し込みの時点で確定するので、自己判断で分解する前に受付で確認してください。

戸別収集と、自分で持ち込む場合

自宅の前まで取りに来てもらう戸別収集のほかに、清掃工場や処理施設へ自分で持ち込む方法を用意している自治体があります。

持ち込みは事前予約が要ることが多く、受付時間も平日の日中に限られがちです。

車と運ぶ人手がある人には選択肢になりますが、二階からの運び出しまで含めて考えると、単純に得とは言えません。

戸別収集はあくまで指定場所まで自分で出すのが前提で、部屋からの運び出しは作業に含まれていません。

ここが自治体と回収業者の分かれ目になります。

時期で変わるのは料金ではなく収集日までの日数

引っ越しが集中する時期は申し込みが混み合い、収集日が数週間先になることがあります。

料金そのものは変わりませんが、家の引き渡し日や売却の期日が決まっている場合は、この待ち時間が予定を左右します。

いつから申し込めるのか、何日前までに受け付けてもらえるのかは粗大ごみの収集日と出し方のルールで解説しています。

処理券は申し込んで金額が決まってから買う

順番を逆にして先に券を買うと、額が合わずに買い直しになります。手続きは、受付に申し込む、品目ごとの金額と受付番号を案内される、その額ぶんの券を買う、記入して貼る、指定された日の朝に出す、という流れです。

券の名前と、買える場所

券の呼び方は市区町村で違い、粗大ごみ処理手数料納付券、有料ごみ処理券、粗大ごみシールなどと呼ばれています。

買えるのは、その市区町村が指定した取扱店です。

コンビニエンスストアやスーパー、商店などの店先に取扱店の表示が出ています。

他の市区町村の券は使えませんし、同じ市内でも古い様式の券が使えなくなっている場合があります。

実家の引き出しから出てきた未使用の券は、使う前に有効かどうかを確認してください。

記入する内容と、貼る位置

券には受付番号か氏名、収集日を書くのが一般的です。

書く内容が足りないと、どの申し込みの品物か照合できずに残されます。

貼る面は、収集する人が道路側から見える平らな場所です。

雨で剥がれないよう、布や凹凸のある面を避けて貼ります。

記入欄の書き方と貼る位置は粗大ごみ処理券の書き方で解説しています。

買いすぎた券、余った券の扱い

券は払い戻しを受け付けていない自治体が多く、買った分がそのまま無駄になります。

まとめて片づけるつもりで多めに買っておくという買い方は向きません。

逆に、申し込みをキャンセルした場合でも券自体は次の申し込みで使えることがあるので、捨てずに取っておいて受付で確認してください。

申し込みから収集までの全体の流れは手数料の減免制度の対象になるかどうかとあわせて確認しておくと、買う枚数を決めやすくなります。

自治体の粗大ごみでは出せない品目がある

申し込んでから断られるのは、この受け付けない品目に当たった場合です。実家の片づけでは大物が多く、一覧の下のほうに小さく書かれた「出せないもの」に引っかかりやすくなります。

家電やパソコンは別の引き取り経路

テレビ・エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機は、自治体の粗大ごみとしては受け付けず、販売店やメーカー側の引き取りの仕組みに乗せる扱いになっています。

パソコンも同様に別の窓口が用意されていることが一般的です。

料金の決まり方も粗大ごみの手数料とは別なので、料金表の金額と比べても意味がありません。

買ったときの販売店が分かる場合は、そこに引き取りを頼めるか聞くのが早い道です。

火災の原因になるものは混ぜない

カセットボンベ、スプレー缶、灯油、バッテリー、消火器、タイヤといったものは、粗大ごみにも通常のごみにも出せない扱いになっていることがあります。

物置や車庫に残っていることが多く、まとめて袋に入れてしまうと収集車や処理施設の火災につながります。

出し先は自治体の案内か、販売している店舗で確認してください。

仏壇やピアノ、金庫のように重量や構造の問題で受け付けない品目もあり、この線引きも市区町村で違います。

家具を出す前に、引き出しの中を確認する

粗大ごみは一度出せば戻りません。家具ごと処分する前に、中身を全部出して確認しておきたいものがあります。

  • 通帳・キャッシュカード
  • 保険証券・年金手帳
  • 不動産の権利証と登記識別情報
  • 遺言書
  • 印鑑と印鑑登録証
  • 貸金庫の鍵と契約書
  • 有価証券・借用書

これらを処分してしまうと、相続の手続きがその場で止まります。

とくに自筆の遺言書は、封を開けずに家庭裁判所へ持ち込んで検認を受けるものです。

捨てる前に何から手を付けるかは遺品整理の始め方で解説しています。

粗大ごみを業者に頼むときは、許可の種類で見分ける

量が多い、二階から下ろせない、収集日まで待てないという条件がそろうと、自治体の粗大ごみでは片づきません。業者に頼む段階になったとき、最初に確かめるのは金額ではなく許可です。

家庭から運び出すには一般廃棄物収集運搬業の許可

家庭から出た不用品を運んで処分するには、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が要ります。

産業廃棄物収集運搬業の許可では家庭ごみを運べません。

ホームページに「産廃許可取得」とだけ書いてある業者は、家庭の粗大ごみについては許可を持っていない可能性があります。

許可番号とどこの市区町村の許可かを聞き、その市区町村のサイトに載っている許可業者の一覧と突き合わせれば確認できます。

街を回っている「無料回収」のトラックは、この許可が無いことが多いという前提で考えてください。

積み込んだあとに高額な運搬費を請求されたり、回収物が不法投棄されて元の持ち主に連絡が来たりする事例があります。

なお、遺品整理士は民間の資格で、これを持っていれば廃棄物を運べるというものではありません。

資格の有無と許可の有無は別に見ます。

自治体に出すのと業者に頼むのとで何がどう変わるかは粗大ごみ回収業者と自治体の比較で解説しています。

買い取ってもらうなら古物商許可

処分ではなく買い取ってもらう場合、業者には都道府県公安委員会の古物商許可が要ります。

回収と買取の両方を頼むなら、両方の許可を持っているかを見ます。

業者が自宅を訪問して買い取る「訪問購入」については、契約書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフができ、その間は物品の引き渡しを拒めます。

貴金属を出すよう促されて、その場で持ち帰られそうになったときは、引き渡しを断ってかまいません。

断り方と手口は押し買いへの対処法で解説しています。

売れるものと、まず売れないもの

買取を期待して残しておくと、かえって片づけが止まります。

値が付きやすいのは、製造年の新しい家電、相場が立っているブランド食器、貴金属、状態のよい工具や楽器です。

一方で、大型の婚礼家具、古い仏壇、大量の来客用食器は、引き取り手が見つかりにくいものの代表です。

これらは売却先を探す時間ぶん、家の明け渡し期日が近づきます。

売れなければ処分するという線引きを先に決めておくほうが、全体としては早く終わります。

費用は誰が払うのか

実家の片づけ費用は、片づけに来た人が立て替えてそのままになりがちです。

あとから遺産分割の話し合いで清算するなら、処理券の領収書と業者の明細を日付ごとに残しておきます。

業者に頼むときは、費目の内訳が書かれた見積書を書面でもらってください。

総額だけを口頭で伝えてくる業者は、当日に追加が出ても比べる材料がありません。

相続放棄を考えている段階なら、処分そのものを止めてください。

相続財産を処分すると、相続を単純承認したものとみなされて放棄できなくなる可能性があります。

放棄の申述は、自分のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に家庭裁判所へ行うもので、起算日は亡くなった日ではありません。

判断に迷う段階では、家財に手を付ける前に弁護士か司法書士に相談してください。

手数料そのものを軽くできる制度としては、市区町村が高齢者世帯や生活保護世帯などを対象に減免を設けていることがあります。

よくある質問

粗大ごみの料金表は全国で同じですか

同じではありません。

料金も、何を粗大ごみとして扱うかの基準も、市区町村がそれぞれ定めています。

実家が自分の住まいと別の市区町村にあるなら、実家のある市区町村の一覧を見てください。

同じ品目でも区分の分け方から違うことがあります。

料金表に載っていない品目はどうすればいいですか

受付に品目名と寸法、材質を伝えると金額を案内してもらえます。

似た品目の区分に当てはめる扱いになるのが一般的です。

自己判断で券を買うと額が足りずに収集されないことがあるため、先に確認してから買ってください。

処理券を多く買ってしまったら返金されますか

払い戻しを受け付けていない自治体が多く、買った分が無駄になります。

ただし、申し込みをキャンセルした場合でも券自体は次回の申し込みに使えることがあります。

捨てる前に受付で扱いを確認してください。

「無料回収」のトラックに家具を渡しても大丈夫ですか

家庭から出た不用品を運ぶには市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可が必要で、このトラックは許可が無いことが多くなっています。

積み込んだあとに運搬費を請求される例や、不法投棄される例があります。

渡す前に会社名と許可番号、どこの市区町村の許可かを聞き、答えられない相手には渡さないでください。

自治体の粗大ごみと回収業者では、どちらが安く済みますか

1点あたりの手数料で比べれば自治体のほうが安く設定されているのが通常ですが、部屋からの運び出しは作業に含まれません。

二階から大型家具を下ろす、収集日まで待てない、一度に何十点も出すといった条件では、業者に頼んだほうが総額で見合う場合があります。

量と人手と期日の3つで決めてください。

相続放棄を考えていますが、実家の家具を処分していいですか

処分を止めてください。

相続財産を処分すると単純承認したとみなされ、放棄が認められなくなる可能性があります。

放棄の申述期限は、自分が相続人だと知った時から3か月以内です。

期間内であれば家庭裁判所に伸長を申し立てられるので、まず専門家に相談する段階です。

まとめ

粗大ごみの料金は市区町村が決めるもので、同じ品目でもサイズの区分・点数・出し方で額が変わります。

料金表を開いたら金額の欄だけでなく、区分の但し書きと「出せないもの」の記載まで目を通してください。

処理券は申し込んで金額が確定してから買うのが順番で、逆にすると買い直しになります。

業者に頼む段階では、一般廃棄物収集運搬業の許可と、買取なら古物商許可の2つで相手を見分けます。ぜひ本記事の料金表で確認する項目の表と、許可の確かめ方を参考に、実家に残った大物の出し先を決めてください。

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